今日は午前中、「Sマンション」の大規模改修工事の入札結果を入居者の方々へ報告しました。
競争入札ということでどの業者さんにも頑張った見積りを出していただきました。
概算よりも安く入札した業者さんが多かったですが、その中でも1番安かった業者さんは他社よりも随分と安かったです。
正直、安すぎました。
建築は工業製品とは違い、値段(請負い金額)を決めてから実際の作業・工事を行います。
請負金額が安すぎると、おのずと下請けさんへの金額も厳しいことになります。
腕の確かな業者さん、職人さんは安い金額では請けてくれません。
実際の世の中、仕事を正当に評価するのには感謝の気持ちだけではダメです。
業者さん、職人さんを正当に評価し感謝するならば、正当な報酬を支払わないと、ついてきてはくれません。
これはまぎれもない現実です。
建築の世界では、「安かろう、悪かろう」は絶対にあります。
ですので、今回の入札では一番安かった業者さんは、想定以上に安かったので、上位3社からは外させてもらいました。
その旨も入居者の方々へ説明し、ご理解いただけました。
次は、上位3社の各社からのプレゼンテーションを受け、最終決定へと進みます。