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愛知 名古屋の建築設計事務所 / 住まいの建築人・tajimaのイキヌキニッキ

tajima.exblog.jp

2010年 05月 23日 ( 1 )

住宅のディテール

今月の建築雑誌『新建築・住宅特集』で、建築家の中村好文(なかむらよしふみ)氏が『住宅のディテールとは』というコラムを書いています。


以前の住宅では外部に面した木製建具が普通にあり、建具廻りの雨仕舞い(あまじまい)を完璧にするために、水というものを良く知り、観察し、水というものの自然の法則を知った上で、枠廻りの詳細を苦心しながら納める。
そうすることで、ディテールのセンスが磨かれると言っています。

「雨仕舞い」が建築家を観念的な人間から実践的かつ現実的な人間につなぎとめていたという。

ここで言う「観念的な」とは、ひとりよがりや恣意的なデザイン、単なるカッコよさを指しています。

しかし現代ではアルミサッシが全盛で、建築家が雨仕舞いに苦心する必要が少なくなり、『建築家の手からディテールのセンスという非常に大事なものが「漏れてしまった」』そうです。






ボク達建築の設計者は、デザインというものの前に、エンジニアであり実践者である必要があると思っています。

どんなにカッコのいい家を設計しても、口達者でコンセプトがどうの、デザインがどうのと言っても雨がダダ漏れの家を設計していては、建築家失格で、デザインを語る資格もないと思っています。

失格の烙印を押されないためには、自然の摂理も、設計のディテールも、現場での創り方も、人との係わり方も、全てを学ばないといけない。

だからボク達設計者は、いろんな物事に対して興味を持ち、本質を見極める眼を常に養っていかなければならないのだと思います。

これは簡単なことではなく、幾つになっても常に勉強、勉強です。
以前から、建築家は40代からが駆け出しなんて言われる所以でもあります。


30代のボクはまだまだ赤ん坊ですね。

常に終わることのない勉強の毎日です。
by tajimbo | 2010-05-23 22:36 | 仕事