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愛知 名古屋の建築設計事務所 / 住まいの建築人・tajimaのイキヌキニッキ

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大須の木造3階建て

a0049695_20181166.jpg今日の朝、事務所の近くを歩いていたら珍しい建物を工事しているのを見つけたので思わず写真を撮りました。

古そうな木造3階建ての建物です。

何が珍しいのかって?

一見して50年ぐらいは経っていそうな趣きのある木造の建物です。
50年前だと仮定すると、そんな昔に木造の3階建てなんて普通はまず無いでしょう。

それに、この建物が建っている敷地は都市計画上は 「防火地域」。
建築基準法上は、防火地域の3階建て以上の建物は 「耐火建築物」 にしないといけないのです。
ですので、基本的に防火地域には木造の3階建ては建てられません。(「耐火」の建築物ではないのです)



今朝は、こんな建物があったんだーと言う程度で写真を撮ったのですが、先ほどネットで調べたら、「大須で唯一の木造3階建て」の建物で、やはり1950年ぐらいに建てられた建物のようです。
昨年には、取り壊しか保存かということで中日新聞にも取り上げられた建物だと言うことです。

今朝の雰囲気では、解体しているのではなく、リフォームをするような感じでした。
解体であれば、足場とシートで覆われて、重機が入ってグシャっとやってしまうのですが、足場やシートもないですし、中からは大工さんが釘を打っているような音もしてましたし。


保存する方向で進んでいるのでしょうか?


確かに建物が密集(というか、大須はそもそも建物が長屋的につながっているのも多い)している地域なので、古い木造の建物だと地域としての防火上の問題もありますが、大須で唯一という、歴史を刻んだ建物を簡単に壊すのではなく、「保存」 だけではなく 「活用」 までできると、建物としては幸せなんだと思います。


経済的、防火的、耐震的、いろいろな理由はあるでしょうが、大須には 「古くっさい」 ものがあってもいいのではと思いますので、残るといいなと思います。
by tajimbo | 2009-03-26 20:49 | 建築
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