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愛知 名古屋の建築設計事務所 / 住まいの建築人・tajimaのイキヌキニッキ

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自然の色

a0049695_091141.jpg桜通りを栄から東へ行った高岳の交差点の近くに 「INAX高岳ビル」 があります。

そのビル自身がINAXの 「デザイン提案ビル」 という位置づけです。

その外観の 「テラコッタルーバー」 が目を引く建物です。

a0049695_0113287.jpg1階の外部にもタテ型のテラコッタルーバーが設置されています。

テラコッタは素焼きの陶器で、土を焼いた温度で色目の違いで出る材料です。

このビルのテラコッタルーバーも、5色ほどのルーバーがランダムに並べられて、全体としては違和感なく、独特のやさしい雰囲気を出しています。


a0049695_0191417.jpg1本のルーバーの中でも、端部と中央部での色目の違いが出ています。

製品として出来上がるまでに、素材の土の選定や焼きの温度、場合によっては添加する顔料を調整して焼き上がりの色を決めていきますが、焼き上がりの色はサンプルとしての 「試し焼き」 を重ねて決めていきます。

ただ、いくら試し焼きをしても、この写真のように、 色ムラが出て 「一律な色」 にはなりません。
これが焼き物のいいところですね。

一品もの、人が手を出せない自然の色あい、それが建物の個性として光っていると、その建物自身が引き立ちます。



「岡崎の家」 でも陶板を使ったルーバーを予定しています。

工事が始まれば、タイルメーカーと試作を重ねてルーバーの色を決めていく予定です。
そこにしかない、一品ものを一からつくるのは、ワクワクして楽しいものです。
今から楽しみなんですが、その前にまず、工事費の金額調整の山場を越えないと、です。
by tajimbo | 2009-01-14 23:53 | 建材情報
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