
いつもの建具屋さんの加賀木工所さんへ行って、建具材料のサンプルを数種類もらってきました。
突然行ったので普段よく使う材料だけしかなかったのですが、右から、少々黄色がかった米ヒバ、タモの無垢、タモの練り付け材(ネリツケザイ:薄くスライスしたものを合板に張ったもの)、ナラの練り付け材、そして一番左の茶色いものが 「長久手の家」 で使ったセランガンバツ。
それ以外にも、他の店舗物件で使ったラワンの無垢材やスギ材なども見せてもらいました。
米ヒバはキメが細かく繊細な肌をしていますが、独特な匂いがします。
ついでにちょっと削ってもらったら、やっぱり、ああ、米ヒバね、という匂いでした。
ラワンは、いわゆる 「ベニヤ」(ラワンベニヤ)として多く使われていますが、ラワンの無垢材は今では少なくなっているので、ボクも久しぶりに見ました。
ボクの設計では、最近の物件の玄関ドアにはみんなセランガンバツを使っています。
あの何ともいえない、薄過ぎず濃すぎない茶色と、原木によってまちまちな微妙なマーブルが好きなんです。
いつもセランガンバツではワンパターンなので、違う材料も使ってみようとは思います。