今日の夜、途中からですが 『カンブリア宮殿』 を観ました。
いつもはほとんど観ません。というか観れません。
今回は、
「
建築業界にメスを入れる風雲児登場!
~これからは"高学歴大工"を育てろ~」
というタイトルで、静岡県沼津市の建設会社の内容でした。
沼津もよく通ったので、懐かしく親しみをもちました。
(番組終了直後にHPを見てみようと思ったら、アクセス殺到しているのでしょうか、開くまで重い、重い。TVの影響力はすごいですね。)
大手になればなるほど、社内はもとより、現場でも分業化が進み、現場監督は監督もできずにパトロールマンになったり、現場のすべての作業は外注になったりと、管理型の建設会社が多い中、自社で大工を養成し、経理や企画職の社員までもが現場で 「職人」 として型枠を建て込んだり、ユンボに乗ったり、まさしく、「多能工」 として活躍していることに、脱帽です。
(ん、どこかの工務店も似てるかも。)
高齢になって跡取りもなく廃業していく職人も多いですし、若いモンを入れても続かないし、で間違いなく職人が減っています。
そんな中、大学卒や大学院卒で建設業に就職し、ましてや職人になろうと思わせる会社は、ものすごく魅力がある会社なんでしょうね。
番組に出いていた平成建設の社長が頻繁に口にしていた、
「大工は面白いんだ」
という言葉。
これは、本当です。
ボクも今でも心の片隅に、「大工になれたらなー」 と思うくらい、大工とはどの仕事よりも、楽しく、やりがいのある仕事です。
今回の社長のいろんな言葉は、ぶっきらぼうな言い回しの中に、建築に関する本質的な部分をついた言葉が多くありました。
とても参考になる番組でした。
※ここからは個人的な感想※
これだけモノ
づくりに一生懸命な社長への質問として、「これから家を
買うのに、どのようなことに注意したらいいかアドバイスを。」という質問は、ちょっと残念でした。
モノづくりをする人間としては、「家を買う」 というよりも 「家を建てる」 と思ってほしいんですが、それだけ、「家を買う」 ということが当たり前の世の中ではあります。
もっともっと、「家を建てる」 素晴らしさ、楽しさを伝えていかないといけないな、と痛感しました。