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愛知 名古屋の建築設計事務所 / 住まいの建築人・tajimaのイキヌキニッキ

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見えないところにも

a0049695_19212649.jpg「各務原の家」 は外部のサイディングも張り終え、サイディングの版と版の間のコーキングをしています。

内部では大工さんが間仕切りの下地を起こしています。






「小牧の家」 では大工さんがサッシの枠を取り付けています。

サッシの枠は、枠のタテとヨコとを45°の角度で切って直角に留めるのを 『留め(トメ)で納める』 などというのですが、今回の枠収めは 「留め」 です。

ちなみに、「留め」 ではない枠の納めを 「イモ」、 「タテ枠勝ち」 で納める、と言います。

最近のどのハウスメーカーやマンションなどでも使われている、木調の樹脂シート張りの建具枠は、ほぼ100%が 「タテ枠勝ち」 の納まりです。

それは、なぜか。


手間がかからないから。
楽だから。

そういう風に製品ができてます。


a0049695_19405214.jpg 「留め」 納まりは、きちんと納めようと思うと、結構大変。

室内から見える部分は45°に切って、ボードに隠れる部分はイモで納める。
左の写真のように1本の枠材を2回も3回もノコを入れて、丁寧に、切り過ぎないように、加工する。
手間と、神経を使います。




a0049695_19215287.jpg専門的になっちゃいますが、アングルピースしゃくり、ボードしゃくりもありできちんと納めるには、逃げがきかないのです。

工務店の方でも、ぴったりの寸法で枠材を発注・加工してもらわないといけないので、すべての枠の実寸を採寸してからの発注になります。



ほとんどの人は、サッシ枠、建具枠には気にも留めませんが、何気ないサッシ枠一つでも、結構な手間が掛かってます。


※上記の納め方が唯一の正解ではないです。
大工さんの技量や、修行を積んだ地域での慣習などで、大工さんによっては、違った納め方で納める場合もあります。

by tajimbo | 2007-09-27 20:01 | 仕事
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