ちょっと前のことですが、自分のできることで東日本大震災の復興への小さな協力ができました。
トーゴ共和国から届いた支援物資のチーク材の丸太を、何か被災地の方々の復興への支援に役立てられないものかと「日本木材青壮年団体連合会(木青連)」のお知り合いの方からご相談がありました。
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日本木材青壮年団体連合会(木青連)
チーク材と言えば、フローリングであったり造作材であったりと建築の材料としてはどちらかと言うと高級な部類の材料です。また、水に対しても耐久性があるので外部の高級ウッドデッキ材としても使われます。
建築士であればすぐにフローリングに加工して…とか思いついてしまうのですが、木青連の方々もボランティアで行うため、あまりにも加工の手間が掛かるようだと加工賃として負担する分が大きくなりすぎるという面もあり、加工手間(加工賃)を掛けすぎず、みんなが協力しやすくて、何か喜ばれるものはないかということで、仮設住宅などに置いてもらい、コミュニティや憩いの場の形成に一役買ってもらえればということで木製ベンチを製作することになりました。
各地の木青連の方々が分担して各々の工場で加工することとなり、そのための図面(図面というほどのものでもないですが…)の作成をお手伝いすることになりました。
そして先日、出来上がった木製ベンチの贈呈式が執り行われたようです。
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外務省:東日本大震災被災者へのトーゴ共和国からの支援
贈呈されたベンチはこれから各地の仮設住宅などに順次送られるようです。
ベンチ製作の過程は、下記の木青連のfacebookページで紹介されています。
『Togo Teak Project 日本木材青壮年団体連合会 3.11復興支援トーゴ・チーク材プロジェクト』