数年前からいろいろとお付き合いのある築40年近いマンション。
昨日、2階の天井から水が滴っているので見て欲しいとのご連絡を受けて急遽、調査に行きました。
調べて行くと、結局は5階からの漏水で、4階、3階と漏水しながら2階にまで落ちてきていることが判明。
特に直下階の4階はダダ漏れ。
不運なことに、3階も4階も普段は不在のお宅で、ダダ漏れなのも気づかずに数日間は漏れっぱなしでした。
今日も設備業者さんと調査をした結果、給湯管からの水漏れだと判り、応急的に配管を止めました。
特に、古いマンションの漏水は、殆どが点検や目視ができない部分に配管されていることが多く、図面も完備されていなかったりで、給水管なのか、排水管なのか、給湯管なのか、ドレイン管なのか、そして肝心の漏水部がどこなのかの特定が難しいのです。
また、共用部なのか占有部なのかで対応が変わってきますし、それでも、漏水が止まらないと下階の生活に影響します。
マンションは「集合住宅」や「共同住宅」と言われる通り、戸建住宅とは違い、いろいろな面で設備や建物を共用して生活しています。
建物である以上、設備や機器の老朽化は避けられませんが、一度、何かの不具合が出ると他の入居者の方々にも影響が出ることも多いので、戸建住宅以上に設備や機器のメンテ、維持管理が大切です。