今日は、大須の事務所で、とある営業マンさんと打合せ。
一通りの打合せ後の雑談の中での話。
その営業マンさんは、少し前までは、大手ハウスメーカーの営業マンだったそうです。
同じ建築業界とは言え、ハウスメーカーの内情はなかなか知ることが出来ないので、ここぞとばかりに色々と聞いてみました。
やっぱりと言うか、思った以上に、ハウスメーカーは粗利益が大きいですね…。
粗利益の中には、よく言われるような、住宅展示場の維持費(一説には、展示場での一軒の維持費は年間1億円とも…)、TVでのCM代、有名女優のギャラ、各種広告費、etc…が含まれます。
そう言うビジネスモデルですので、それ自体が良いとか悪いとかではなく、最終的には、それを選択するかしないかはお施主さまの判断であって、納得の上で満足度が高ければ、それがそのお施主さまにとっての正解だと言うことです。
大手ハウスメーカーと中小工務店の粗利益率は、10%くらい違います。
3000万円の住宅で、300万円、粗利益が違うと言うことです。
その300万円で、ボクらの設計監理料が出てしまいます。
大手ハウスメーカーと、設計事務所+工務店とは金額は変わらないと言うことです。
金額が変わらないにもかかわらず、圧倒的に大手ハウスメーカーを選ぶ方々が多いのは、金額ではないところで、決定的なポイントがあるんですね。
認知度であったり、大手という安心感であったり…。
ボクら設計事務所や工務店も、もっともっと、お施主さまから選ばれる存在にならねば。