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愛知 名古屋の建築設計事務所 / 住まいの建築人・tajimaのイキヌキニッキ

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カテゴリ:建物探訪( 9 )

MD邸オープンハウスへ

a0049695_2365110.jpg今日の午後は、「大西の家」のSさん一家と、先日から告知していましたMD邸のオープンハウスへ。

設計のヒロ タキモト アーキテクツの滝本さんと、施工のうちの兄貴とが説明係としていろいろと案内してくれました。


a0049695_2371888.jpg内部ではすでに家具も入れられ、生活シーンが感じられるいい空間になっていました。

Sさんご夫婦にもいろいろと参考になったと思います。

ひとつひとつの住宅を時間と手間暇をかけて創り上げるボク達のような設計事務所では、ボク達設計者でも人生のうちでそんなに多くの物件を創り上げることができません。

ですので、他の設計者が考えたことや実現したことなどを、オープンハウスという機会で説明を受けながら実際に感じることができるのは貴重な機会なんです。



これイイなーとか、自分の感覚に合っているなーとか、自分はこのようなデザインはしないけどこういうのもアリかななど、何かしら感じることができれば自分にとっては引き出しが増えたことになります。


これは、これから家づくりをしようと考えられている方にも当てはまります。

良くも悪くも、建築は多くを見た方が絶対にいい建築ができます。

一生に一回の家づくりだとしたら、「これでいいや」ではなく、「これがいい!」と言える家づくりをして欲しいと思います。

そのために、いろんなアイデアやデザイン、材料の使い方などを考え抜いた設計事務所の家づくりは絶対に参考になります。

オープンハウスは、ハウスメーカーの展示場廻りと同じように無料で生の情報を得られるいい機会ですので、これから家づくりを考えられる方はぜひ、いろんなオープンハウスに行ってもらいたいと思います。
by tajimbo | 2010-04-25 22:58 | 建物探訪

秋野不矩美術館

今日は、設計事務所時代の先輩と、とあるメーカーさん主催の見学会・勉強会へ参加してきました。

行き先は、「浜松市/秋野不矩(あきのふく)美術館」。

a0049695_465816.jpg設計は、建築史家であり建築家でもある、藤森照信氏。
他の人には絶対まねできない独特な世界を持つ建築家です。

工業的で均質な建築とは反対に位置する建築。
土着的で、人の手によって築き上げられたその痕跡をそのまま表現したような、素朴な感じ。

内外に使われた材料も、自然素材が朽ちていくその過程そのものも、その建物の魅力として加えられていくような感じで、手作り感が伝わってくる建築でした。


a0049695_4272256.jpg内部も独特で、「デザインしました」という感じではなく、あくまで素朴、手作り感ある感じです。

壁と天井、壁と床、壁と壁との取り合い部分は、90度のコーナーが直線的にあるのではなく、すべてが局面でひとつながりになって連続しています。

ワラ入りの白い漆喰の壁がやわらかなイメージで、何とも落ち着く空間となっていました。

今日はそんなに時間が取れなかったのですが、これからの暖かい季節に、時間を気にせずにまったりと過ごすのもいいなーなんて感じました。
by tajimbo | 2010-04-08 23:57 | 建物探訪

伊勢神宮へ

先週の工場見学は観光バスを借り切っての見学会でしたが、工場見学のあとは伊勢神宮の内宮(ないくう)の見学にも行きました。

伊勢神宮は、太陽を神格化した天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀るこの内宮と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る外宮(げくう)とが有名ですね。

a0049695_083839.jpg写真は内宮の森に佇む蔵のような建物。

神々が宿っていそうな巨木が立ち並ぶ森の中は静寂な空気が流れていながらも、ピリッとした感じ。


a0049695_0361732.jpgお参りをする御正宮(ごしょうくう)への石の階段。

御正宮の中では写真撮影禁止です。

大きな病気もなく、独立後も何とか仕事ができていることに感謝しながら、二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)でお参りしました。


a0049695_0515137.jpg伊勢神宮の内宮のすぐ横には「赤福本店」があります。

ここまで来たからには、赤福本店の「赤福餅」をお土産に。
まあ、どこでも買えるんですけどね。


a0049695_0533234.jpgこちらも伊勢と言えば定番の「伊勢うどん」。

黒ーい濃い目のタレにちょっと太めの麺にネギだけのシンプルさ。

美味しく頂きました。
by tajimbo | 2010-03-16 23:48 | 建物探訪

常滑という街

先日のINAXのライブミュージアムの見学の後、時間が多少あったのでkanoさんと常滑の街(とは言っても観光的な)『やきもの散歩道』を文字通り、散歩してみました。


a0049695_22521668.jpg車が1台やっと通れるぐらいの下町の路地に、フツーに窯の煙突があります。

使用されていない窯の煙突は、地震時の倒壊を防ぐためでしょうか、ほとんどが屋根ぐらいまでの高さまでで上部は撤去されています。
こういった窯が稼働していた昭和の頃は、石炭の黒い煙がモクモクと立ち上がる「黒い町」だったそうで、鼻の中も洋服も煤(スス)で黒くなる毎日だったそうです。

煤で建物も黒くなってしまうために、建物の板張り外壁も最初から黒いコールタールを塗った街並みです。


a0049695_2331893.jpg路地の脇に、使われなくなったレンガ造の窯と煙突がそのまま残っていました。



a0049695_2383913.jpgここがこの『やきもの散歩』の中でも名所の「土管坂」。
左手はやきものの土管をタテに積んだ土留めで、右側は焼酎瓶を横にして積んだ土留め。

さすが、やきものの街。


a0049695_23111178.jpg別の土留めでは、焼酎瓶の隙間から雑草が生え、人工的な焼酎瓶が自然の中に溶け込んでいました。

こういう風景っていいですね。


a0049695_23125684.jpg高台から見下ろすと、遠くまで煙突が何本も建っているのがわかります。

最盛期にはこういった煙突が400本以上も林立していたそうです。

ちなみにこの近辺で 唐沢寿明演じる「20世紀少年 ~最終章~」のロケが行われたそうです。


a0049695_23171865.jpgやく1.5kmのコースを散歩したころには、太陽も西に傾きかけていました。


下町の風情が残ったこういった風景は何だか安らぎます。

常滑の町には初めて行きましたが、まだまだこういった心やすらぐ町は身近にもいっぱいあるんでしょうね。
もっと、いろんな土地に行ってみたくなりました。
by tajimbo | 2010-02-06 23:28 | 建物探訪

INAXライブミュージアム 2

昨日のINAXライブミュージアムのつづき。

a0049695_1855223.jpg写真は 「窯のある広場・資料館」。
1921年(大正10年)築の窯で、実際に土管や焼酎瓶が焼かれていた窯を1986年にINAXが資料館として整備して開館したそうです。
左手のレンガ造りの煙突が印象的ですが、以前の常滑の町には、このような窯と煙突がいたるところにあったそうで、ここを見学した後に散策した 『やきもの散歩道』 にも、今は使われていない煙突の 「遺跡」 がありました。


a0049695_18175974.jpg窯の内部。
耐火レンガがドーム状に積まれ、両サイドの照明が出ている部分から、石炭を燃やした炎が壁面を沿って上がるように設計されています。

この窯の雰囲気が非常に良くて、落ち着いたコーヒー専門店やバーにそのまま使えそうな雰囲気です。
実際にはこの建物の横に夜まで営業しているカフェがあるのですが、こっちの方が絶対に雰囲気がいいんですけどね。
by tajimbo | 2010-02-05 18:33 | 建物探訪

INAXライブミュージアム

今日は、設計事務所時代のTさんのお誘いで、同じ設計事務所OBの5人でINAXの「ライブミュージアム」へ社会見学へ行ってきました。

INAXの営業の方やライブミュージアムの館長さんに施設を案内してもらいながら、INAXのタイルや陶器・便器の歴史や製品の作られ方などをいろいろと教えてもらいました。


a0049695_2151289.jpg写真は、敷地内に点在している施設のうち、愛知まちなみ建築賞も受賞している「土どろんこ館」。

色合いといい、たたずまいといい、落ち着いた感じでしっとりとした建物です。


a0049695_21551554.jpgこの建物の最大の特徴は、外壁の『版築(はんちく)壁』。

版築は古来からの土壁の築造方法で、法隆寺や中国の万里の長城の一部にも用いられていますが、現代では耐震性などの問題から、使われることはほとんどありません。

この「土どろんこ館」の本当の構造体は鉄筋コンクリートですが、その外側に版築の壁を築造したそうです。

版築は、壁面となる両側を木製の型枠でせきとめた中に細かい砂利などの入った土を入れ、20cm程度の高さごとに突き固め、地層のように何段も重ねて築きあげていくので、表面には地層のように水平のラインが入ります。


文字通り、築き上げていく建築ですので、力強さと土の自然の風合いとがなんともいい感じです。

こういう建物は、「風化」していくことも時間を感じさせる美しさの一つですね。
by tajimbo | 2010-02-04 22:17 | 建物探訪

名古屋インターシティ

a0049695_17325945.jpg今日の午前中、伏見にある『名古屋インターシティ』ビルへ行ってきました。
以前からちょっと気になっていたので。

昨年に完成した新しいビルです。

設計は日本設計、施工は大林組。

外観は白と黒とのモノトーンな色調で、フラットな外観ですが窓と白い壁とがランダムに配置された(全体的には法則性のある配置だとは思いますが)、シャープな印象のビルです。

なぜインターシティに?と言うと、このビルにCanonのビジネスソリューション部門(コピーやプリンタ・プロッタなどのビジネス機器全般を扱う部署、かな?)があるのです。
設計の仕事ではインクジェット・プロッタを使っているので、その製品を見るのと、ボクの作成した図面データを持ち込んで実際に出力してもらって、Canon製品でどこまでの品質の出力ができるのかを見せてもらいに行ってきた、と言うわけです。

今現在はヒューレット・パッカード社のインクジェット・プロッタを使用しているのですが、あまりにも対応がよろしくないので、次回は日本製にしようと思っての下見です。



a0049695_17542253.jpgCanonのその部署は、このインターシティの最上階にあり、テラスには 「屋上庭園」 があるのです。

ちなみに、ボクの事務所も最上階ですが、テラスに屋上庭園はないですね・・。

いい環境で仕事ができてうらやましい・・。

ただ、非常に残念なのが、このテラス、「出ることができない」 のです。

ええーっ、デッキも敷いてあるし、ベンチっぽいものもあるじゃん。

ビル側としては入居者(この場合Canon)に開放してしまうと、汚されたり、壊されたり、清掃やメンテが煩雑になるからなのかなー?

本当のところは、「都市緑地法」で規定された「名古屋市緑化地域制度」で義務付けられた緑化率をクリアするための手段としての屋上庭園なんでしょうね。

法をクリアするためには屋上庭園を設けないといけないけど、運用上は煩雑になるので使用禁止、ということでしょうか。

理由は定かではないですが、テラスを利用できないのが非常に残念なオフィスです。

室内から眺めるだけです。


それでも、緑と空とが見えるオフィスで仕事ができるのは、気持ちいいでしょうね。
by tajimbo | 2009-06-18 18:12 | 建物探訪

瀬戸愛知県館

a0049695_0154132.jpg今日は、「あいち海上(かいしょ)の森センター」へ行ってきました。

2005年の愛知万博(愛・地球博)の 「瀬戸愛知県館」 として利用された建物です。
今では海上の森全体の管理施設と、自然体感・学習施設として利用されています。

設計が第一工房。
中部建築賞なども受賞しています。



行ってみた感想は・・・
建物は立派ですが、今ではあまり利用者がいないような・・・。
予算が厳しいのか、とくに建物の外部周りのメンテナンスがされていない感じがちょっと残念でした。

タイル張りの固い外観にあって、外壁と一体となった、陶板を透かし積みしたスクリーンは手作り感のあるいい感じ、いい色でした。
by tajimbo | 2008-09-28 23:59 | 建物探訪

各務原

a0049695_23223350.jpg今日は昨年完成した 「各務原の家」 の半年過ぎの点検へ。

外部周りでは若干の調整などもありますが、内部ではほとんど不具合はないとのこと。

真白の吹付の外壁ですが、「低汚染」 タイプの汚れにくい塗料を使っているものあって大きな汚れもなく、まだきれいでした。

ただ、バルコニーに使っている木材から、雨でぬれると茶色いアクが出るようで、今日も雨ふりでしたのでところどころアクが流れていました。

外壁が低汚染タイプの塗料で吹き付けてあることもあって、ホースで水道の水を当てるとほとんど流れるので、雨あがりはこまめに流してもらっています。

東側の池に面したダイニングは気持よさそうな空間で、やっぱりプランニングは正解でしたね。

Hちゃんは、設計・施工当初よりもずいぶんとしゃべるようになってました。
竣工間際には「タジマさん、ばいばい」 と言ってくれたのですが、今日はボクのことをイマイチ思い出せないようで、「タジマさん」 とは言ってくれなかったのがちょっと残念。
でも、かわいい笑顔でバイバイはしてくれました。



a0049695_2332678.jpgその後、さんざん各務原に通っておきながら見られなかった、『各務原の斎場』 へ。

今日は雨ふりもあって、「瞑想の森」 の中にしっぽりとその建物がありました。


a0049695_23352284.jpg壁から屋根へと連続する 『白い布』 が、静かに空間を包んでいました。


斎場(火葬場)と言うと、硬く、重厚な空間がほとんどだと思いますが、波打つ、包まれるような空間というのは、今までにないやさしい感覚でした。



個人的には、いい建築だなと思います。
by tajimbo | 2008-08-30 23:53 | 建物探訪