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愛知 名古屋の建築設計事務所 / 住まいの建築人・tajimaのイキヌキニッキ

tajima.exblog.jp

カテゴリ:コラム( 8 )

頭が真っ白に…

今日は、夜から春日井の会合。

その中で30分ほど、ボクの所属する委員会で、あるテーマについて発表をすることになっていました。

ボクはパワーポイントで作ったスライドを進行する役。

進行のタイムスケジュールを分刻みで確認し、司会やナレーターのメンバーの台詞も確認し、いざ本番。



途中まではまずまずだったんですけど…

とある場面で、スライドが、どこかの場面に、飛んで行ってしまいました…。

司会者やナレーターもストップ、会場はザワツキだすし…


『頭が真っ白になって…』


どこかの高級料亭の謝罪会見ではないですが、頭の中は真っ白。

何分経ったのかもわかりませんでしたが、何とか元のシーンまで戻して、再度の進行を。

それでも、まあ、何とか終わりました。


正直、疲れましたー。


ま、でも、終わりよければ全てよし、かな。
by tajimbo | 2011-04-19 23:58 | コラム

いい建築

いつもそう思っているのですが、

一般的な価格より10%安くて70点の出来栄えの仕事と、一般的な価格より10%高くても120点の仕事であるならば、後者の方が絶対にいい。
良いものができます。

それは経験上、絶対にそうだと思っています。


本当の建築には、人の想いが入っています。

いい建築とは、デザインがどうとか、材料が高価とかそういうもので決まるのではなく、どれだけ多くの人の 「想い」 を入れられるかだと思います。

施主の想い、設計者の想い、施工者の想い、職人の想い、メーカーの営業マンの想い・・・。

いっぱい詰まった建築の方がいいと思っています。





とあるタイルメーカーの年配の営業さんは、タイル業界の先は暗いと嘆きつつも、
「これ、面白そうなんで、うちとしてもぜひ実現したいです。」
「金額は目いっぱい協力しますんで、やりましょう」
と言ってくれます。


とある金物屋さんの営業兼設計兼職人さんは、
「お金なんてなんとかしますから、これでいきましょう」
と、デザインをすっきりさせたいなら、材料の原価が高くてもこれで、
と言ってくれます。


とある板金屋さんは、
「デザイン的に絶対こうしたいだろうから、めんどくさいけどすっきりと納めといたよ」
と言ってくれます。


単に図面に描いてあるとおりとか、図面に描いてないからとかで事務的に仕事をするのではなく、少しでも良いと思う方向に向かって仕事してくれる、そういう人たちと仕事していると楽しいのです。


ですから、ボクも、お施主さんからは一緒に家づくりしていて楽しいと思ってもらえるような建築人になりたいと思っています。
by tajimbo | 2008-08-07 23:58 | コラム

申請業務

昨日の夕方に、

・「長久手の家」 の土地区画整理法76条の申請書類への追加添付書類
・「春日井・大留の家」 の確認申請の指摘事項

の連絡があり、午前中から申請の訂正等で長久手と審査機関へ。

どちらも簡単に終了。


「春日井・大留の家」 の確認申請の方は、月曜日に提出して、火曜日には指摘事項が来て、今日の水曜日には 「確認済証」 が交付されました。(いわゆる、確認が下りたというやつ。)

まあ、法改正前では、「即日交付」(受付のその場で1~2時間の審査と、その場での訂正)される内容なので、長くなったといえば長くなってますが、ビックリするほどではなかったです。



法改正後の初の申請業務でした。

やってみての感想としては、

「今までどおり、きちんと図面を描けば特に変わらない」 ということ。

改正直後、法律だけ変えてしまって運用指針が示されないなどの国交省の不手際は、「基準法不況」 として建設業界を苦しめていますが (経済活動をしていない役所が不況にしてどうすんだ!と心の中で叫ぶ)、現状での確認申請は、「あるべき姿」 になってきたのではと思います。

今までは、上記のように、まず、「きちんと間違いのない図面を描く、その上で申請する」 というある意味当たり前のことができていなかった設計者側の怠慢もありました。

それでも申請を受付け、審査中での大訂正や全部の図面の差換えを黙認してきた役所や審査機関との馴れ合いが 「姉歯事件」 を許してしまった一面でもあります。

今までは 「性善説」 の上での信頼関係があってのことですが、それが1人の 「悪人」 によって「性悪説」 へ転換されてしまったのは残念なことです。

それでも、今回の法改正によって 「あるべき姿」 に近づいたのは設計業界にとっては良かったのかもしれません。

でも、それによって 「基準法不況」 が引き起こされ、直接関係のない施工会社や職人が受注減や倒産というダメージを受けています。


当たり前のことをきちんとやらないと、自分だけではなく、直接関係のない人たちにも悪影響が出るかもしれない、ということを改めて考えさせられました。
by tajimbo | 2008-03-05 22:30 | コラム

「人生最大の買い物」と言う前に

うちの道路向かいに建つ3軒の建売住宅。

先週末から、そのうちの1軒の購入者(建売の場合は施主って言わないんだよね?)らしき人が出入りしている。
エアコン業者も来てたりするので、多分、近々引っ越してくる予定なんだと思う。

もう一軒は、早々と売約済の札がかけてあったけど、具体的な出入りはまだない。
最後まで売れ残っていた1軒は、先週あたりで現地説明会のノボリも撤去されたし、ついに売れたのかもしれない。


カヤの外から眺めてた近隣の一人としては、プランといい、施工会社やその施工状況といい、「そんなの、あり?」 と思うような(あくまで個人的にですが)住宅が、最終的には売れてゆく。

なかなか売れなかった1軒が最終的にいくらで売れたのかは知る由もないが、土地込みで2780万円で売ってたものが、2000万円までは下がってないでしょう。さすがに。
(うちは駅近でもない、辺鄙なところなので、土地込みの建売でもこの値段で、高い方だと思います)


人生最大の2000万円の買い物。


ぼくは、どっぷりと建築業界の人間なので、2000万円でも建売を買おうとは思わない。

でも、ぼくが、建築とは全くちがった、右も左もわからない業界で2000万円の買い物をして、人生掛けなくちゃいけない状況になったら・・・

その業界のことを少しでも勉強して、友人・知人にも聞いてまわるとおもう。
大学の受験勉強以上に、一級建築士の試験以上に、勉強すると思う。
だって、2000万円という大金、ずーと借金として背負うんだもの。

そして最終的には、信頼できる友人・知人が信頼できるという人へと、「信頼」という基準でたどり着いた人から買うと思う。

こちらが真剣に考え、信頼できると思う人にめぐり会ったのなら、それでほとんど成功。
信頼できる人はさらに、同じように信頼できる人たちが周りにいるから。
その初めの信頼できる人を見つけるのは、自分自身の「人を見る眼」。

そして住宅の場合、その信頼できる人が 「建売」 という選択肢がベストだというのであれば、それはそれで正解なんだとも思う。



少なくとも、「人生最大の買い物」 と言う前に、人生最大の勉強と人を見る眼を養っておくのが先決だと思う。
by tajimbo | 2007-07-17 22:28 | コラム

このために建築やってるんだ

a0049695_23401143.jpg今日は 「味鋺の家」 の完成引渡しの日でした。

既存住宅の解体前に避難していた松も新しい家の前に帰ってきました。

a0049695_23431876.jpg完成を記念して、お施主さんと玄関前で記念撮影です。










初めてのメールを頂いてから、約二年。

インターネット上で私のHPを見つけられて、メールを頂いて、設計をさせて頂いて、兄弟で施工もさせて頂いて、何とか完成しました。


正直言うと、お施主さんとの打ち合わせで何度もケンケンガクガクしていたときは 「チクショウ」 と思うこともありました。
すみません、今、告白します。

ご夫婦二人のための住宅の設計でスタートし、途中で新居を楽しみにしていたご主人がお亡くなりになったことは私も無念でした。


いろんなことがあり、実は、ちょっと辛かったです。
これも今、告白します。


それでも新しい家の建築を決断され、引き続き設計をさせていただき、何度も図面を描き直し、ケンケンガクガクしていく中で、いつしか 「何としても、満足していただける家を造る」 のが目標になってました。




引渡し後の夕方、兄貴と私とで、お施主さんに夕食をご馳走になりました。

感謝の言葉、満足してるという言葉、「田嶋さんじゃないと、ここまで対応してもらえなかったと思う」 という言葉まで頂き、恥ずかしながら泣けてきてしまいました。


実は、最近、自分がしている仕事に対して迷いがありました。
好きな仕事ではあるものの、時間やお金のことなどを考えると、
「本当にやりたい仕事なんだろうか」
「自分や家族は幸せなんだろうか」
って考えてました。


でも、今日、再認識させていただきました。

お客さんに満足していただき、ありがとう、と言っていただくために、一生懸命に精一杯のことをするんだと。


この仕事を通じて、お施主さんにはいろんなことを教えていただきました。

こちらこそ、ありがとうございました。



でも、これで終わりじゃないです。
これからはメンテナンスも必要になります。
不具合も出てくると思います。

私達兄弟で精一杯フォローさせていただきます。

これからも、よろしくお願いいたします。
by tajimbo | 2007-03-17 23:59 | コラム

設計と施工

ありがたいことに、このところ、設計仕事が多忙で事務所にいることが多い。

たまに現場に行くと、やっぱり楽しい。

事務所でひたすらパソコンに向かって一人で考えているのと、

実際の空間や材料を前に職人さんたちとどうやって納めるとか、

あーしよう、こーしよう、とやり合っているほうが、当然のことながら

現実感があって、「創り上げる」という充実感が大きい。



今の時代、「設計・施工」 は良くないって言われることが多い。

「手抜きをする」とか「厳しくない」とか。

これって、 「設計」しかしたことがない人か、「施工」しかしたことがない人か、

「設計を1からやって、施工を10まで」 やったことがない人が言ってることが多いのかな。


「設計を1からやって、工事を10まで」 やることは

手抜きもできないし、厳しい現実が待ってる。

だって、自分が設計したものがきちんとできなくて、「設計が悪い」 とも言えないし、

「施工が悪い」 とも言えない。

特に住宅などの小規模な物件は、「設計者・私」、「監督・私」 てなもんだから、

「誰かが悪い」 なんて責任逃れは口が裂けても言えない。

お施主さんに満足してもらえる建築を引き渡すまで、自分自身との真剣勝負。

引き渡した後もメンテという意味では続くけど。



だけど、やっぱり 「設計・施工」 で建築をつくりたい、と思う。


「建築」 という行為において、設計だけでは半分、施工だけでも半分。

「建築全部」を創りたい。

やっぱり、その体制を作るかな。
by tajimbo | 2006-09-01 19:09 | コラム

自分の身の廻りの環境

たまに、仕事に関連して私の身の回りの環境を 「いいね」 という人がいる。

建築の設計をやっていく上で、実家が工務店という環境が 「いい」 らしい。

自分では 「いい」 とも思うし、「別に」 とも思う。

まあ、「悪い」 とは思わないけど。


逆に、代々の資産家の家に生れた人を 「いいな」 とも思う。


だけど、そんなことは 「どーでもいいこと」。




自分の生まれ落ちた環境は変えられない。

だけど、それから先の未来は変えようと思えば、変えられる。

変えようと思えば。


だから、大人になってからの自分の身の廻りの環境は、

その環境に不満がある人も、満足している人も、他人ではなく

自分自身がその環境を作り上げたことを受け入れた上で、

変えたい人は変えればいいし、そのままでいたい人はそのままでいい。



大事なのは、その環境を受け入れること。

受け入れた上で、どうするかはその人次第。

環境をどうのこうの、ってどうでもいい。

今現在の環境を張り合うよりも、これからどうするかで張り合いませんか。


って、思った今日この頃。
by tajimbo | 2006-05-16 17:04 | コラム

人と人

随分前から、インターネットは当たり前になってきて、

仕事でもメールを当然のように使うし、

事務連絡はメールを送って、読んでおいてね、っていう使い方もよく使う。

実に便利で、効率的な連絡方法だけど、本来の 『コミュニケーション』 を

忘れてしまう場面が多くなってきたようだ。


はじめての人と会うにしろ、メールするにしろ、最低限のマナーというか、

大人としての配慮というか、せめて、誠意みたいなものって必要だと思うんだけど。




先日も、事務所のメールアドレスにメールが届いていた。

文面からすると、どうやら学生からのようで、事務所で働きたい、ということのようだ。

本文は冒頭から、


『あのー、すみません、○△□・・・・・・・       』


と、きたもんだ。


あきれてしまって、何が書いてあるか覚えてもいないけど。


『働く』以前の問題。

大学行って建築学んでいるんだろうけど、小学校であいさつから

学んだほうがいいんじゃない?



人と人とがコミュニケーションをとるとき、最低限、相手を不快にさせないように、ということを

反面教師として教えてくれた学生クンに、感謝。
by tajimbo | 2006-03-07 20:53 | コラム