ブログトップ | ログイン

愛知 名古屋の建築設計事務所 / 住まいの建築人・tajimaのイキヌキニッキ

tajima.exblog.jp

カテゴリ:住宅版エコポイント( 5 )

住宅版エコポイント 実施状況

住宅版エコポイントが2010年3月8日から申請の受付がスタートしています。

この5月中旬に、住宅エコポイント事務局から、4月末時点での実施状況が発表されています。

住宅エコポイント事務局

3月8日の申請受付から4月末までのほぼ2カ月間での申請受付状況は、
申請受付開始からの累計が
新築 2,270件
リフォーム 17,813件
合計 20,083件



実際のエコポイントの発行状況は、
申請受付開始からの累計が
新築 369件( 110,700,000ポイント)
リフォーム 3,149件(133,859,000ポイント)
合計 3,518件(244,559,000ポイント)



申請された件数のうち、実際に発行された件数とその金額では(1ポイント=1円換算)、新築は一律30万ポイント(30万円)ですので、発行件数369件x30万円=1億1070万円。

リフォームでは、発行件数3,149件に対して133,859,000ポイント(円)ですので、1件当たりの平均金額が約42,500円。

新築、リフォーム共、ポイント金額の最大が30万円ですが、リフォームでの平均が42,500円というのは少ない印象です。

室内環境の改善、冷暖房エネルギーの低減を図りエコにつなげるはずの「断熱改修」では外壁の断熱改修で100,000円、屋根・天井では30,000円、床では50,000円なのですが、上記の平均金額からすると、断熱改修はほとんどされていない感じでしょうか。(改修別のポイントが発表されていないので、あくまでも平均値への印象です)

断熱改修となると大がかりなリフォーム工事ですので、やはりこの景気の状況ではなかなか大がかりなリフォームにつながっていない、景気対策には成りえていない感じがします。


小規模な改修として、浴室やトイレなどへの手すり設置や段差解消などの1か所あたり5,000円の改修や、ペアガラスへの交換(ガラスの大きさによって2,000円、4,000円、7,000円)の合算で平均45,000円といったところでしょうか。




自動車のエコカー減税や補助金などのように購入金額に対しての還元金額が大きいと、「今が買い時!」と思いますが、2,000万円の住宅でも30万円しかつかないのでは…。


ちなみに、車体価格が120万円程度の安いグレードのエコカーでも、最大で30万円以上の減税+補助金が付きますから…。(13年以上の古い車からの乗り換え)
by tajimbo | 2010-05-22 23:59 | 住宅版エコポイント

住宅版エコポイント 4 「即時交換」

今日は、建材屋さん主催の「住宅版エコポイント」のセミナーへ。

住宅版エコポイントの最新情報を聞いてきました。

建設業に関係する景気対策の目玉ですが、大きくは「エコ新築」と「エコリフォーム」の2本の柱がメインです。

景気への即効性などから、国は「エコリフォーム」に狙いを定めているようです。

今までに建てられた住宅は、年々性能が上がっていく断熱性能や耐震性能が今の基準からは随分と性能が低いこともスクラップ&ビルド(壊して建て替える)を助長している面がありますが、エコの面からは、既存のストック(余っている住宅)の利用が急務でもあります。

そういう観点からも、既存の古い住宅を改修して使っていこうという流れに景気浮揚策の「エコポイント」を抱き合わせて、改修を促進していこうとしています。

「エコポイント」という補助金の性格から、断熱性能を上げてエネルギー損失を少なくし、結果として省エネ=エコした住宅には補助金を出そうということですね。



家電エコポイントに比べて、「住宅版エコポイント」の大きなポイントは、ポイントの『即時交換』です。

「エコ新築」にも「エコリフォーム」にも適用されますが、エコポイント対象工事の他に追加工事がある場合は、エコポイントの申請と同時に追加工事の費用も同時申請すると、エコポイントを追加工事へ充当でき、結果として、一連の工事の中でエコポイントをそのまま利用できるのです。



例えば、「エコ新築」でエコポイントを最大の30万ポイント(=30万円)発行されるとして、別途追加契約で「エアコン設置工事」を30万円で契約した場合、エコポイントと「エアコン設置工事」を即時交換で申請すると、30万ポイントが追加の「エアコン設置工事」に充当され工務店に30万円分が支払われるので、お施主さまは追加の30万円を支払わずに、30万円のエアコン設置工事をすることができます。

裏技的に、家電エコポイント対象の省エネエアコンを設置すると、「家電エコポイント」も付与されるので、Wでポイントをゲットできます。


家電エコポイントもゲットできる「エアコン設置工事」を追加工事とするのが賢い選択かもですね。


エアコン設置工事でも外構工事でも何でもいいのですが、エコポイント対象となる工事とは別契約にしておかないと、即時交換の対象工事にならないので、注意が必要です。
by tajimbo | 2010-02-18 23:14 | 住宅版エコポイント

住宅版エコポイント 3

景気浮揚策として「エコ」と名のつく「家電エコポイント」「エコカー減税」政策が昨年から始まり、今年は建築の分野でも「住宅版エコポイント」の導入が決定しました。

先の家電や自動車に関しての「エコ」政策は、家電業界、自動車業界という特定の業界への支援策だという不公平感もありながらも今のところ一定の効果が出ているようです。
実際に、制度がスタートしてからというもの、薄型テレビの世帯普及率は50%を超え、街中では新型プリウスが走り回っています。(薄型テレビとプリウスだけが売れているという見方もありますが)

しかしその反面、制度が終了した後の販売台数の落ち込みが懸念されています。



そんな中で、建設業界への支援策ともとれる「住宅版エコポイント」が始まりますが、家電や自動車に比べて高額である住宅へのポイントの還元が300,000ポイント(300,000円分)と、「還元率」の低さも気になります。

1,000万円、2,000万円という高額なお金を動かすだけの動機にはなりにくいのではと思います。


また、エコポイントの創設への予算は1,000億円。
乱暴な計算ですが1,000億円が全てポイントに充てられたとして、満額の300,000円分ポイント還元される新築やリフォーム工事は33万件あまりになります。

昨年の新築住宅着工数が45年ぶりに80万戸を割ったとは言え、新築やリフォームでのエコポイント申請件数が33万戸に達するのには1年はかからないでしょう。

そうなると、予算に達してしまい、今年の後半の着工物件ではポイントが還元されないという事態もあり得ると思います。



始まったばかりで皮算用ばかりしていても仕方ないですが、今後の動向や詳細な発表にも注意していかないといけないですね。

今月は勉強会にも参加してきます。
by tajimbo | 2010-02-01 23:59 | 住宅版エコポイント

住宅版エコポイント 2

昨日、平成21年度の第2次補正予算が成立し、正式に 「住宅版エコポイント」 がスタートすることになりました。

「住宅版エコポイント」 については前回少し触れましたが、

1、「エコリフォーム」
◆窓の断熱性能の向上(二重窓化やペアガラス化)
◆外壁・天井・床の断熱性能の向上
◆上記に併せて、バリアフリー改修を行う場合にはポイント加算あり


2、「エコ住宅の新築」
◆木造住宅:省エネ判断基準を満たす住宅
◆非木造住宅:省エネ法に基づく「トップランナー基準」相当の住宅

大きくは上記の改修工事、新築工事を行った場合に、300,000ポイント=300,000円を限度にポイントがもらえ、さまざまな商品と交換ができるようになります。


また、改修工事、新築工事とも対象工事を行いポイントが取得できる場合、「即時交換」ということで、ポイント申請と同時に一体的に行われるその他の工事に充てられることになりました。

ポイントがもらえると同時に、その場で他の工事へとポイント交換ができるということです。




いろいろと複雑で、一般の方々にはちょっと聞いただけではなかなか難しいとは思います。

ボクら専門家でもすぐには理解しがたいのですが、勉強会などでもっと詳しく勉強していきます。
by tajimbo | 2010-01-29 22:55 | 住宅版エコポイント

住宅版エコポイント

この12月に、政府の経済対策の一環として 「住宅版エコポイント」 が実施されることが閣議決定されました。

次期通常国会で補正予算が成立することが条件ですが、「エコリフォーム」 と 「エコ住宅の新築」 の場合に、いろいろなサービスや商品と交換できるエコポイントを取得できるというものです。

ポイントの還元額は、新築の場合で最大30万円で検討されているそうです。

ただ、今現在、実施することはほぼ決まっているものの詳細が煮詰まっておらず、具体的な申請方法やその認定方法・検査体制など見えていません。

国土交通省 「住宅版エコポイント制度の概要について」 (平成21年12月17日最終更新)

概略としては、

「エコリフォーム」 は、
◆窓の断熱性能の向上(二重窓化やペアガラス化)
◆外壁・天井・床の断熱性能の向上
◆上記に併せて、バリアフリーリフォームを行う場合にはポイント加算あり


「エコ住宅の新築」 は、
◆木造住宅:次世代省エネルギー基準(平成11年省エネルギー基準)をクリアした住宅
◆非木造住宅:省エネ法の 「トップランナー基準」+省エネ設備の導入された住宅


上記の内容になりそうです。
(とは言っても、一般の方々には解かりづらいとは思いますが・・・。)


まだ詳細が決まっていないのですが、30万円分のポイント還元とは言え、省エネ法対応の仕様やその申請の手間や料金などを考えると、30万円分まるまるお得とはいかないでしょうね。
(すでに長期優良住宅の対応をしている住宅会社などはスムーズに制度を利用できるでしょうが)
by tajimbo | 2009-12-21 23:58 | 住宅版エコポイント