今日は 「春日井・大留の家」 の引き渡しの日。
朝、現場にのぞきに行くと、最後の最後の手直しと最終クリーニング中でした。
今日の引き渡しは、元請けの建築業者さんがメインなので、
現場監督さんに引渡しに必要な書類を1枚届けて現場をあとにしました。
もともとは、今回の建設会社である協和コーポレーションさんの建築条件付きの土地でした。
お施主さんとボクとが知り合いであることで、特別に設計だけはボクが行い、建築工事は協和さんが行うという形でのコラボレーション。
お互いに慣れない関係での仕事でしたので少々戸惑いましたが、最後には何とか完成させてくれました。
協和さんの営業さん、現場監督さん、みなさんありがとうございました。
特に、ずーっと一人で現場を切り盛りしてくれた大工の村野さんには感謝、感謝です。
いつもと勝手の違う設計事務所の物件で、いつも使わない材料や納まりでもすごく誠実に対応してくれ、一つ一つ確認してくれ、設計意図を大切にしてくれました。
しゃべり好きな坊主頭の左官屋さん。
誠実に、うなずきながら黙々と仕事してくれる電気屋さん。
関西弁の設備屋さん。
協和さんの協力業者さんもみんなすごく誠実に仕事してくれました。
そしてボクのお願いを聞いて、今回の工事に参加してくれたうちの工務店の付き合いのある業者さん。
いつもの江本板金さん。
サイディングの杉原さん。
アルミルーバーのマエケンさん。
スチール手すりのアイチ金属さん。
たぶんやりにくかったでしょうが、協力してくれました。
みなさん、ありがとうございました。
私たち設計者の仕事は、いろんなプロフェッショナルの協力を得ないと、単なる絵に過ぎません。
2次元のものを3次元として生み出すには、一人では無理な仕事です。
ボク自身は、設計のプロフェッショナルとして参加しています。
プロフェッショナルが集まって、そこにまだ存在しなかった3次元の一つの空間を創り上げる。
そして、その空間で、お施主さまによって新たなドラマが展開される。
建築の醍醐味です。
そこに至るまでには産みの苦しみも味わいますが、出来上がれば、それも忘れられます。
今日は晴れ晴れとした気分でした。
お施主さまのSさん、ありがとうございました。