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愛知 名古屋の建築設計事務所 / 住まいの建築人・tajimaのイキヌキニッキ

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フローリング

フローリング_a0049695_2175686.jpg今設計中の住宅に使うため、いつもお願いしているフローリング屋さんにサンプルを持ってきてもらって、しばし世間話と言うか、打合せと言うか。

フローリングも最近ではほとんど輸入物。
輸入物の場合、コンテナに詰め込んで運んでくる関係で、国内での在庫が早くなくなってしまうと次回の入荷までは品切れ状態という場合がある。

原木を輸入して国内で加工する場合と、加工から梱包までを海外でする場合があるけれど、一般的には後者の方が安い。当たり前だけど。


2年前の春日井の家で使用したメープルは、現在は品切れ状態で入荷は未定。
逆に、5年ぐらい前に 「山王の家」 で施工したホワイトバーチは今回在庫あり。

新しい材料も一つ持ってきてくれた。
なかなか使えそう。


そのあとの雑談で、ある建設会社が住宅で使ったフローリングの床が、全体的に盛り上がってきたらしい。

梅雨時だったのか、フローリングが湿気を含んで伸びたときに(無垢のフローリングは季節によって伸び縮みします、いわゆる 「無垢は生きている」 というやつ)、フローリング材に伸びに対する逃げ場がなく(巾木下でのクリアランスがない)、さらに接着剤も併用していなかったために、全体的に膨らんでしまったとか。

接着剤と釘とを併用するのは当たり前なのに、接着剤を使ってないとは・・・。
膨らむのも当たり前か。

接着剤も、フローリングへは白ボンド(いわゆる木工用ボンド)はあまりよろしくない。
白ボンドは固まるとカチカチに固まって、何かの拍子でパキッと接着がはがれる場合がある。
特に床の場合は、常に、歩くたびに微妙に振動することと、季節による収縮があるためボンドがはがれやすい。そうなると床鳴りする可能性がある。(絶対にそうなるわけではないですが)

ギーギーいうのは別ですが、個人的には、多少の床鳴りは気にならないですけどね。
by tajimbo | 2007-09-03 21:48 | 仕事
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