毎月購読している 「日経ホームビルダー」 の記事ですが、レンジフードのトップメーカーの富士工業から、IH専用レンジフード 「室内循環フード」 が発売されるようです。
レンジフードで吸い上げた排気を排気ダクトで屋外へ排出するのではなく、油分や臭いを本体内のフィルターで吸着、ろ過して室内へ循環させるというものです。
ですので、従来のようなレンジフードから屋外までの排気ダクトが必要なくなるという画期的なものです。
天井内のダクトのルートの確保や屋外の排気口の雨仕舞(あまじまい)を気にする必要がなくなるのは助かります。
この室内循環フードの最大の特徴は、従来のように室内の空気をそのまま排気するのではないため、室内環境の 「熱ロスが少ない」 ということです。
メーカーの試算では、東京での気候で、通常の熱ロスをエアコンで補った場合、年間13,700円の電気代が節約できるそうです。
また、「調理中でも90%以上脱臭し、1時間後はほぼ無臭という結果」だそう。
気になるお値段は、約270,000円。
気をつけないといけないのが、約3年ごとにフィルター交換が必要で、交換費用が33,650円かかるようです。
個人的には、臭いや油、水分をフィルターで完全に除去できるのか、というところが疑問です。
海外でも同じような 「室内循環フード」を開発して採用しているメーカーもあるようですが、もう少し、性能を見極めたほうがいいような気もしてます。