本日、昨年の1月から設計監理を進めていたマンションの大規模修繕工事が終り、引渡しを完了しました。
住民総会の場で完了のご報告をし、入居者の方々には多大なご協力を頂いたことへのお礼を述べさせて頂いたところ、逆に、理事長さまから、本当にお世話になりました、こちらこそありがとうございました、と温かいお言葉を頂きました。
入居者の皆さんの月々の修繕積立金で7000万を超える大金を掛けた、十数年に一度の大掛かりな工事です。
その大金を、十分に生かしたものにするのが設計監理者の務めです。
最後の引渡し時に、自分の仕事に対してお施主さまからお礼のお言葉を頂けたことは、何とか務めを果たせた、という安堵感と共に、やり甲斐を感じられるひと時です。
この一瞬のために一年を掛けてきたとも言えます。
私は、設計事務所とか、工務店とか、建築家とか、デザイナーとか、全然こだわりがありません。
何でもいいんです。
ただ、自分の経験とか、技術とか、人柄とかが誰かに必要とされ、仕事として携わらせて頂き、その結果、喜んで頂けることが嬉しくて建築人をやってます。
これからも、住宅の設計から、ビルものの設計、マンションの修繕、いろんな調査とか、細々とした工事とか、私が必要とされ、自分にできることはやらせて頂きます。
大袈裟かもしれませんが、それが建築一筋しかない私の生き方なのかな、と思っています。